上の写真、一見キレイに仕上がっているように見えますね。
でも実は、いつ雨漏りしてもおかしくない工事がされていました。
一般業者と当サイト専門業者、工事内容の違い
ガルバリウム鋼板屋根は、工事後のトラブルが非常に多く発生しています。
施工不良が分かっても一時修理しか出来ない
この写真は、ガルバリウム鋼板屋根の棟が強風で剥がれたものです。
棟が剥がれた原因は、屋根材メーカーの施工基準を守った工事をしていないからです。
この間違った工事は、9割以上の業者で行われています。
工事した会社には二度と頼みたくないと修理をご依頼頂きました。
1枚目:これは棟が剥がれていない部分の写真です。
2枚目:棟が剥がれた部分を見てみると、棟包みを固定するための土台になる笠木がガルバリウム本体の上に取り付けられています。
3枚目:笠木を外してみると裏側が腐っています。
笠木が腐るのは、ガルバリウム本体の上を流れてきた雨水が棟の中心部に流れ込むからですが、ガルバリウム本体の裏面にも流れ込んでいました。
本体の裏面に流れ込んだとしても、下にある防水シートがきちんと施工されていれば雨漏りする事はありませんが、劣化してくると雨漏りし始めます。
一度間違った工事をされた屋根を正しい状態に直す事は出来ないので一時的な修理をさせて頂きました。
雨漏りした場合は再葺き替えが必要。
先ほどの棟部修理ですが、雨漏りした時点で再葺き替えが必要になります。
これらはガルバリウム鋼鈑屋根に葺き替えた直後~数年で雨漏りした事例です。
再葺き替えをご依頼頂きましたが、このような雨漏りトラブルが多く起きています。
例えば棟廻りの工事方法の違い
1枚目:この写真も上の例と同じように棟が剥がれたものです。
剥がれた原因も同じで、棟が剥がれる度に修理を繰り返すしか方法がありません。
2枚目:これは当サイト専門業者の工事例、屋根材メーカーの施工基準を超える内容になっています。
ガルバリウム本体の上に笠木を取り付けるのではなく、まず受木を取り付けてからガルバリウム本体を受木の手前で上方向に90°折り曲げ加工して棟中心部から雨水が入り込まないようにしています。
屋根頂上にある棟部・降り棟部もガルバリウム本体を立ち上げ加工をしてあります。
右写真は、屋根材メーカーの施工基準を守った工事ですが、業界の1割程度しか行っていません。
その上で説明した2枚目の写真は、まだ工事途中ですが屋根材メーカー基準で起こり得る可能性を全て排除した内容の工事をしています。
今回の依頼内容
今回は、屋根工事が終わった近所の屋根に業者が何度も上がって作業しているを見て不安になったというお客様からのご依頼でした。
その業者に工事を勧められていたそうですが、工事後のトラブルは嫌だし屋根工事で失敗したくなからガルバリウム専門の所に頼んだ方が良いと考えたそうです。
古い屋根材撤去~野地板増し張り
お客様の家の屋根はニチハのパミールという屋根材で、劣化してボロボロになったり屋根材が抜け落ちるなどの症状が出る屋根材です。
カバー工法の場合は、傷んだ屋根がこれから20年以上載ったままになり屋根が重くなる事。
さらにパミールは結露し易いという特徴があり何らかの影響が出る可能性もあることから屋根の葺き替えをお勧めさせて頂きました。
パミールを撤去して構造用合板を増し張りしてガルバリウム鋼板屋根工事の下準備完了です。
ガルバリウム鋼板屋根の工事内容
棟部は先ほど説明したように、受木を取り付けてからガルバリウム本体を立ち上げ加工し、さらに棟包みを取り付ける前に棟包下地(白色板金)を取り付けるといった二重の安全策になっています。
これは、この業者さん独自の安全策で棟廻りからの雨水侵入を完全に遮断することができます。
1階の屋根から外壁へと続く部分も壁捨板を取り付けてから雨押えも二重に取り付けられています。
屋根は仕上がってしまうと、屋根本体にどんな加工がされているのか?
屋根本体の下に隠れて見えなくなってしまう必要部材がきちんと使われているか?
必要部材にどんな加工がされているのか?
どのような安全策が施されてるか?
など屋根工事が終わってしまうと実際の工事内容は見えなくなってしまうものですが、横浜屋根工事comの専門職人は自身のプライドに掛けて一切妥協することはありません。
本物のガルバリウム専門業者の工事は見比べてみると見た目から大きく異なり美しささえ感じます。
これが高いお客様満足度と安心につながっています。